フォレストボードの使い方

 1.充填断熱用として

<施工法>

一般的なボード状の断熱材と同じような施工方法となります。

なお、フォレストボードと内装下地材との間に隙間ができると考えられるきには、冷気が入り込まないように防湿・暴風シートで外気止めなどの処置を行ってください。

(ネダ・野地・垂木間などの内寸法でカットできます。その場合のご注文は納期的に時間を必要とします。)

 2.外張り断熱用として

<施工法>

一般的なボード状の断熱材と同じような施工方法となります。充填断熱に比べ、材料の無駄が少なくなります。

なお、フォレストボードと内装下地材との間に隙間ができると考えられるきには、冷気が入り込まないように防湿・防風シートで外気止めなどの処置を行ってください。

 3.内断熱+内装下地材(石膏ボード・ラスボードなどの内装下地材のように)とし

フォレストボードはこうした使い方もできることがわかってきました。これはフォレストボードの「蓄熱性」「調湿性」「ホルムアルデヒド吸着性」「吸音性」など特性を複合的に活かせる方法として、大変理にかなう、おもしろいものです。

1)仕上げに

仕上げ材としてフォレストボードをそのまま使うという方法です。

<取り付け方>

  • ジョイント部分は極力目違いの起きないようにお願いします。
  • 釘は、長さ50ミリのフィニッシュ(細いピン状の釘)、100ミリ間隔で留めて下さい。

フィニッシュで止める場合は木工用ボンドと併用して下さい。

  • ネジ頭が気にならなければネジ留めして下さい。内装下地材として壁紙仕上げの場合はネジ留めにして下さい。
  • 場合によって木工用ボンドとの併用も考えてください。

<目地の処理>

下地材にフィニッシュなどで留めるときに圧縮されることも含め、目地に段差がでる可能性があります。対処として、目透かしで取り付けたあと細い木、ジョナーなどを入れ込むなどが考えられます。

2)壁の内装下地材に

次のような形で内装下地材として使うことができます。               杉の目地

施工は仕上げ材として使う場合と同じです。

■漆喰・珪藻土・ゼオライトなど左官仕上げ

ジョイント部分の処理はしっかり行ってください。

1.目地に○○パテを強く押し込む。

2.〇〇パテを目地部分に強く押し込んだ後に若干盛るように処理してください。

その際、パテ幅は30ミリほどが適当です。

3.シーラー処理は、

  • 木創ノンホールと水を1:2でよく撹拌、ローラー・刷毛などで塗布し、乾燥させる。
  • 木創ノンホールをそのままへらで全面にパテをする要領で薄く塗り、乾燥させる。

4.塗り壁に色ムラが出る場合は2回塗りを行うなどしてください。

 

■塗装仕上げ

左官仕上げと同じです。 ただし、柿渋の場合はシーラー処理を必要としません。

■壁紙仕上げ

ジョイント部分のクロスパテで処理をしっかり行ってください。

貼り方

重ね切り貼りにしてください。

その際、フォレストボードがカッター傷で開くことの無いようにガードテープを使用してください。カット後は、伏せ目地テープを貼れば万全

シーラー処理は、下記のどちらかで

  • 木創ノンホールと水を1:2よく撹拌、ローラー・刷毛などで塗布し、乾燥させる。
  • 木創ノンホールをそのままへらで全面にパテをする要領で薄く塗り、乾燥させる。