国産の杉と杉皮でできた断熱材です。

極めて特殊な「石油の時代」は終焉を迎えつつあります。確かに私たちは大きな恩恵を受けましたが、地球温暖化をはじめとする“負の遺産”を残してきたことも間違いありません。石油の時代の次に来るのは「植物の時代」「木の時代」です。これは新しい時代というよりも、本来の姿に立ち返ると考えるべきでしょう。これからは木を中心とする植物をいかにうまく使っていくかが求められます。フォレストボードは、こうした考え方から生まれました。そのほとんどが産業廃棄物として処理されていた杉の樹皮を利用し、製造途中や使用時の環境や健康への負荷をできる限り少なくするという考え方でつくられた、「木の時代」にふさわしい製品だと考えています。また製造にかかる電気や蒸気はすべて能代バイオマス発電所でつくられたもので、環境LCAからみてもCO2の環境に対する負荷は極めて少ないです製品です。

【フォレストボードの使用材料】

主原料:杉皮樹皮49% バージンパルプ49% コーンスターチ(とうもろこし)2%

【フォレストボードの性能的特徴】

■おもしろい熱的特性を持つ

グラスウール16K以上の断熱性でありながら、熱容量の大きさが特徴的です。うまい使い方をすれば、断熱性と蓄熱性の両方の効果、さらに木質系仕上げ材などとの複合的な効果も期待できます。

熱伝導率[W/(m・K)] 熱容量[KJ/(m3・K)]
フォレストボード 0.046 320
硬質ウレタン断熱材(※) 0,021 60
グラスウール10K 0.050 10
セルローズファイバー 0.040 40

※製品の一部の例

■吸放湿性があり、結露しにくい

湿気を吸ったり吐いたりする吸放湿性を持っているので、周囲の湿度を安定させ、またフォレストボードの繊維面での結露が生じにくくなります。

■シロアリや腐れに強い

杉の樹皮がシロアリや腐れに強いということは経験的にもわかっていましたが、改めて実験を行った結果、それが確かなものであることが明らかになりました。

イエシロアリの摂食試験結果

シロアリによる食害量(重量比)
フォレストボード 5~10%程度
杉の辺材 30%程度

腐朽菌による重量減少試験結果(重量比)

カワラタケ キチリメンタケ
フォレストボード なし 1%前後
杉の辺材 20~26% 36~49%

 

■ホルムアルデヒドを吸着し、再放出しにくい

ホルムアルデヒドの吸着性に優れ、さらに吸着したホルムアルデヒドが再放出されにくいことが実験により明らかになっています。また、杉や桧の樹皮粉にはアンモニアなどの悪臭物質の消臭効果があることがわかっています。

■吸音性を持つ

一般的に内装下地材に使われている石膏ボードは音を反射しやすいという性質があります。中・高温域の吸音率が高いフォレストボードは、静かな室内の音環境を実現させる効果が期待できます。